米とサーカスについて

 

 米とサーカスのはじまり 
 
はじまりは、
米とサーカス代表が友人の母の飲食店で
たまたま野生の鹿肉を食べたことから。
シンプルな塩焼きの、
滋味溢れる味わいに感動しました。

フレンチのような高級料理としてではなく、
日本各地で、昔から食べられてきたような
素朴な料理として
誰もが食べられるような安価で提供したい。

“害獣”や“害虫”という
「いかにも存在しないほうがいい生き物」
と一般的に認識されている存在の概念を変えたい。

そんな思いで、
2011年に高田馬場で米とサーカス1号店を立ち上げました。

 

2011年、高田馬場で開店 ゲンキニナレル獣肉酒家「米とサーカス」開店以来10年間変わらない味のコクうま味噌鍋はジビエとの相性抜群、その滋味深い味わいは身体に染み渡ります。獣鍋を目指してご来店される方も多数、愛され続ける人気メニューです。

 害獣について 
 

害獣という言葉、
あまり馴染みがないかもしれません。

農作物を食べたり田畑を荒らしたり、
スギ、ヒノキ、ブナなどの森林を食害するなど、
農林業や自然環境に多くの被害をもたらす鹿や熊などの動物のことです。

害獣による農作物の被害額はなんと
年間155億円(令和3年)に上っています。

しかし現在日本では、狩猟者の減少・高齢化による捕獲圧の低下、
過疎化など、様々な要因が複合的に関係し
害獣が増えすぎてしまっています。

害獣被害は就農意欲の低下や
耕作放棄地の増加をもたらし、
結果的に害獣の住処の拡大に繋がっています。

そんななか、狩猟された害獣の多くは
流通する事なく、
そのまま廃棄されています。

 

 

 お店について 

メニューに載っているのは
「獣肉のシンプル塩焼き」
「獣焼肉/獣鍋」などの獣肉メニューや、
「昆虫食べ比べセット」
「蜂の子の甘露煮」などの昆虫食。

意外に思われてしまうかもしれませんが、
これらはほとんどのお客様が注文する、
人気メニューです。

そして、昆虫を料理して食べるイベントや
鹿の解体教室を定期的に開催。

様々な角度から害獣や害虫と共存する、
循環させる可能性を参加者の皆さんと一緒に見出していこうと、
活動を続けています。

 

  


猟師さんに丁寧に血抜きされ解体された獣肉を、
お店で温かい一皿に仕上げ、
皆様に一番美味しい状態で食べて頂く。

初めてのお客様は「こんなに食べやすいんだね」
とびっくりされます。

そして昆虫食。
高田馬場店で定期的に開催している昆虫食イベントは毎回満員で、
皆様の関心の高さを感じることができます。

私たちは、害獣ないし害虫として扱われる生き物を
有益な食料としておいしく調理して提供することで、
いのちの繋がりを次世代に伝えていきたいと考えています。

小さな規模ではありますが、
大きな夢が詰まったお店です。

 

ご自宅でも、ぜひ
米とサーカスを体験してください。

少人数で全て手作業で作業し出荷していますので
お届けまでお待たせしてしまうこともございますが

全ての商品を、心を込めてお届けいたします。