ジビエシーズン、到来です。

 

こんにちは、米とサーカス公式通販です。

1115日から翌年215日までの3ヶ月間、ここ日本では本格的なジビエ(野生鳥獣)の狩猟シーズンとなります。
北海道では101日から翌年131日までと、一足先に狩猟期間が開始となります。

狩猟の期間が決められていること、ご存知でしたでしょうか?

期間が限定されている理由はいくつかありますが、主に「安全確保」「鳥獣の保護」の2つの観点から。

安全確保については
木の葉が落ち、山野の見通しが良くなることから誤射の危険が少ないため
農閑期で山里で作業をする農林業従事者が減るため

鳥獣の保護については
大半の鳥獣の繁殖期である春・夏を避けるため
渡りの時期を考慮しているため

このように、様々な理由から総合的に定められた期間を猟期と呼んでいます。
ハンターのみなさんにとっては、待ちに待ったシーズンですね!

 
ただし、イノシシやシカなど一部の動物については、農作物の被害が深刻なことから狩猟期間を延長している都道府県も多いのが事実。

2019年の野生鳥獣による農作物被害は約158億円。
前年度に比べ、約2千万円(0.2%)の増加となりました。

農作物を食べたり田畑を荒らしたり、スギ、ヒノキ、ブナなどの森林を食害するなど、農林業や自然環境に多くの被害をもたらす鹿や熊などの動物は【害獣】として扱われています。 

現在日本では、狩猟者の減少・高齢化による捕獲圧の低下、過疎化など、様々な要因が複合的に関係し、このような害獣とされる野生鳥獣が増えすぎてしまっています。
そんな中、狩猟された害獣の多くは流通する事なく、そのまま廃棄されています。

私たちが普段食べているお野菜や果物も、ハンターのみなさんが害獣被害から守ってくれたものなのかもしれないですね。

私たち米とサーカスはそんな、私たちの生活とは実は密接に繋がっている野生鳥獣を食べることで循環させること、
こういった現状を知ってもらうことでジビエに関する理解をより深め、ジビエに対する今後や未来に繋がる可能性とその方法を常に探っています。


大自然の中で駆け回った、身が引き締まり脂の乗ったジビエを、
全国から取り寄せ衛生的にトリミング、管理し安心してもちろん美味しくお召し上がりいただけるようお届けします。 

ぜひ、このジビエシーズンにぜひご自宅で山里の恵みを味わってみてはいかがでしょうか。 


参考資料:農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について」    
     環境省「野生鳥獣の保護及び管理」

 

対象狩猟鳥獣や都道府県によっては、猟期を延長又は短縮している場合があります。